南部鉄器工房 OITETSU

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南部鉄瓶の最終工程は鉄瓶の弦を付けて完成です。

2024/04/19

#及鉄鋳造所宝鉄堂では鉄瓶の完成が間近ですが、 南部鉄瓶の伝統的製法で作られる焼型製の鉄瓶の制作工程は数多く有り完成迄日数が掛かり鉄瓶を多く作る事は出来ません。

砂を作る事から始まり、砂は裏山の粘土と北上川の支流の砂を使って振るいを通して、鋳型用と中子用の砂に分けて作ります。砂と粘土で鋳型を作り木炭で焼いて焼型を作ります。

鉄は甑炉で熔かしその溶けた鉄を「湯」といい、甑炉で鉄を熔かして「湯」を出す作業を「吹き」「細工」と言います。

鋳型に注いだ「湯」が固まり鋳型から取り出すと鉄瓶の形になってます。そしてその鉄瓶の鋳バリなどを取りきれいに仕上げ、炭火で焼き付けて漆で着色し、最後は鉉を付けて完成です。