南部鉄瓶に限らず鋳物の制作は砂から始まり、砂の感触を覚えるのが鋳物職人の大切な事です。

焼型の鉄瓶を作る鋳型は砂と粘土で作り、川砂と粘土を使い岩手奥州羽田の鋳物は北上川と伊手川から良質の川砂が取れ裏山から良質の粘土が取れそれをふるいで通して鋳型と中子の砂を作り、鋳型の外枠になる部分を実型と言い実型は粘土で作ります。

及鉄鋳造所宝鉄堂の南部鉄瓶は砂も手作業でふるいで通して、用途に分けて作ります。砂の使い方が鉄瓶の鋳肌に表れ及鉄鋳造所宝鉄堂の南部鉄瓶は手作業で作られた砂が独特の雰囲気を作ります。