南部鉄器工房 OITETSU

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南部鉄瓶は釜焼きして酸化被膜を作り錆止めをします

2024/04/24

及鉄鋳造所宝鉄堂の南部鉄瓶の金気止めは粘土で作った火室に炭に火を熾し焼き、稲わらを乗せて釜焼きをして酸化被膜を付けて金気止めをします。

鉄瓶に酸化被膜を付ける方法は様々有りますが、炭を使って焼いて鉄瓶に出来る酸化被膜は程よい厚みの酸化被膜ができます。

鉄は水と酸素に触れると赤錆が発生し鉄に赤錆をさせない方法は鉄を水と酸素に触れさせない事で、簡単に多く行われている方法は塗装ですが、体に無害と美や自然を大切にする鉄瓶は炭を使い自然の原理で鉄に被膜を作り、漆という天然の素材で着色します。